経営ノウハウ

風俗店摘発事例:実例から見る風俗業界の摘発とリスクの現実

風俗業界では摘発が年に2回ほど摘発されるお店があります。

風俗店が摘発される実際の事例を通じて、業界の摘発の実態とリスクについて解説します。
摘発は売春防止法や風俗営業法の違反など様々な理由で行われますが、その理由や背景にはいろいろ隠れているものもあります。

風俗業界が直面する法的・社会的なリスクについて理解を深めることができます。
また、摘発を回避するための注意点についても説明し、風俗店経営者や従業員、利用者にとって安心して、安全に利用できるお店作りのお手伝いが出来ればと思います。

風俗業界に携わる者やその関心を持つ人々にとって、摘発の実態を知ることは極めて重要です。

業界の未来を見据え、リスクを最小限に抑えるために、本記事を通じて深い知識を得ることができるでしょう。

風俗店の摘発はあり得る?

風俗店が摘発されることはあります。完全に0ではありません。
風俗店が摘発される理由は、実にさまざまですが、中でも特に多い摘発理由はこれら4つです。

① 売春防止法違反
② 公然わいせつ罪
③ 風営法違反
④ 職安法違反

摘発は風俗店の経営者だけではなく悪質だとみなされると従業員まで逮捕されるケースも存在します。

そして、すべて刑事裁判に繋がり得る重い行為だということを念頭に置いておきましょう。

また、以下2点の「無許可営業」や「児童買春」で摘発される風俗店もあります。これらはもっとも

重い罰になりますので絶対にやらないようにしましょう。

もし摘発されるとしたらいつ?

「無許可営業」や「児童買春」などの重大な違法行為の場合はすぐにでもガサ入れにくる可能性は高いですが

それ以外の場合は注意するべき時期などがあります。

違法店の摘発は、警察による特定犯罪捜査の強化月間に多くなる傾向です。その他、国際的なイベントが開催される際に一斉摘発が実施される場合も。

例えば、2021年の東京オリンピック開催前に報道された、繁華街で多くの風俗店が摘発されたニュースは記憶に新しいかと思います。
また都道府県知事が変わったタイミング、政治の与党・野党が変わったタイミング、大臣が変更になったタイミングなどは特に増える傾向にありますので注意が必要です。

本当にあった風俗店摘発の事例

では、実際にどのような摘発事例があるのでしょうか?風俗店摘発が実際にあった例に挙げて説明しています。

摘発を防ぎたい経営者の方は、事例をチェックしておきましょう。

デリヘル:売春防止法違反

・デリヘル店の経営者4人が逮捕
・風俗嬢に本番あっせんの疑い
・ネットで本番示唆の書き込みも

これは恵比寿発のデリヘルのお店です。広告費も多くかけ、美女も多数在籍するとても有名なお店でした。

有名で人気店だっただけに、ネットなどの掲示板等では「本番行為があり」とまでかかれていたほどです。
そしてお客様からの電話があった際も「大人のお付き合いまでです」と答えていました。

お店が女の子に「本番」までをサービスの1つとしてさせるのは売春法違反になります。

売春防止法(定義)
“第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう”

出典:e-Govポータル 売春防止法(定義)(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000118_20170401_428AC0000000063


最近よくニュースになるメンズエステの摘発

メンズエステも摘発が増えている業種のひとつ。以下は「風営法違反」で摘発・逮捕された事例です。

マンションの一室で性的サービス提供か メンズエステ店の男女3人逮捕 禁止区域で店舗型性風俗営業の疑い【岡山】

YAHOOニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/cc93874cb1516b21e39dbafbe1789df9fcb6f07e

こちらの事例では、風俗営業禁止区域のマンションの一室を住居用として借り上げ、性的サービスを提供していたと疑いですね。

インターネット上のサイトでお客さんを集め、看板を出さずに営業していました。

また、公安委員会への風俗営業の届け出はもちろんなかったです。
そのため、無届けと禁止区域内営業の風営法違反の疑いで摘発・逮捕されました。

ちなみに2025年の大阪万博に向けて、違法営業をおこなう風俗店の注意がされているようですね。

取り締まりを強化しているようなので、今一度自店が法律を守れているか否かを確認しましょう。

ソープ:児童売春防止法違反

ソープの幹部・店長・従業員4人が逮捕
一見法律を守りやすそうなソープでも摘発・逮捕される可能性があります。

女の子が年齢を偽っており、当時未成年だったのに偽造した身分証を持って働きに来ていました。

別件の捜査からソープで働いていたことが分かり、未成年の売春で逮捕となりました。
たまにスカウトやホストとグルになって身分証明書を偽造してくる女の子もいるので注意が必要です。

摘発されない風俗店を経営するポイント

摘発をされてしまうと今までの苦労がすべて水の泡です。
また1から作れば良いと思ってもそう簡単にはいきません。

それぐらいに営業停止・摘発とはダメージが大きいのです。
経営者としては当然のことかもしれませんが、今一度確認して摘発をされない経営をしていきましょう。


1.法律を守って営業する

法律を守って営業することが摘発されない風俗店作りの第一条件です。
経営者という立場は「知らなかった……」で済まされないため、風営法をはじめとする関連法律を把握・理解しておきましょう。

また風俗店は
・売春防止法
・職安法違反
・消防法
などなど多岐の法律によって摘発される可能性があります。
1つの分野だけではなく、必ず幅広く知識を持っている必要があります。

2.従業員にルールの教育をおこなう

従業員が勝手にやっていた。
女の子が身分を隠していた。

なども言い訳になりません。

経営者がルールを理解し守っていたとしても、キャストや従業員が違法行為をしている可能性もあります。

例えば、従業員が違法知りながらも、キャストが稼げるように本番行為を勧めたりなど様々なケースが想定されるでしょう。

そのため、定期的な勉強会や講習会を開催し、現場のスタッフらにルールを共有して周知させることが必要です。

またスタッフたちに違法行為をおこなわせないためには、信頼関係を築くことも大切。定期的な面談の機会を設けるなどして、一人ひとりとしっかり向き合う時間を作るのもひとつの手でしょう。

従業員の管理体制を整えることも、自身の風俗店を守る秘訣になります。

まとめ

今回は風俗店の摘発事例をご紹介しました。

さまざまな法律が関わる風俗業界では、ルールを遵守してお店を経営することが大切。
従業員に教育をおこないルールを共有することも摘発を防ぐカギになるでしょう。

また、お客さんとのトラブルを防ぐのも重要。
そのためには、キャストたちに過剰なサービスを提供させてはなりません。

自分は知らなかったは一切通用しませんし
自分は大丈夫だろうと思っていると必ず摘発されます。

違法行為は摘発・逮捕につながるリスクがあると肝に銘じて、健全に経営していきましょう。

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